わいは~からやってきた
昨日、久しぶりに楽器屋へ行ってきました。
京都・三条の「JEUGIA」なんですが、ここは昔、私が子供のころは「十字屋楽器店」という名称でした。中学一年のとき初めてギターを買ったのもこの店で、ヤマハの5000円のガットギターでしたね。
先週が最終回だったテレビアニメ『けいおん』には明らかにこの店がモデルになっている楽器店が出てきて、そのアニメの中の店内は私が知っているJEUGIAに比べると整然としていたのでね、今はこんな感じになっているのかと様子見に行ったんですが、やっぱし昔と同じで雑然としてました。なんで、軽音楽系の楽器屋は雑然とした陳列状態なんでしょうかねぇ。店を取り仕切っているのが若い人たちだからかもしれませんけども、私は子供のころからあの雑然さが嫌いでした。でもまぁ、新品ピカピカのギターがずらりと並んでいる様は、いつ見てもウキウキするもんですよ。マーチンのD45なんて、もう威風堂々だもんなぁ。
私が現在持っているアコースティックギターは一本だけで、ギルド(GUILD)のF20というモデルです。これは高校生のときから使っているものです。
ギルドというメーカーは現在は消滅してしまって製造部門がフェンダーに吸収されたようですが、昔はかなり高級な生産メーカーで、高校生の分際でギルドとは生意気なっ!というくらいなもんでした。その生意気なギターを何故持っていたのかっていうと・・・。
高校一年のときだったと覚えているのですが、オヤジが初めての海外旅行にハワイへ行くことになったのですよ。で、オヤジは「さぁ、みやげは何を買ってきて欲しいのかい?」と言うのでありますよ。うちのオヤジは英語がまったくわからないのでね、あんたナニ言ってんだかなぁと思いながらも、「ギター買ってきてくれ」と、[GIBSON J-○○・MARTIN D-○○]とメモ用紙に書き、「こういうのだったらなんでもええよ」と依頼したのでありますね。
オヤジは英語なんてまるでわからないのでありますよ。だから現地でギターなんて買えるわけがないと思ってのことだったんですが、帰ってきたオヤジは、なんとギターケースを提げていたのですよ。けどそのケースがですね、ケースとは名ばかりのボール紙を縫い合わせただけのペナペナのギター箱です。これゃまた、どんな粗悪品をつかまされたのかなぁと不安いっぱいで開けてみたら、なんとなんと本物のギルドが入っているじゃあーりませんか。まぁビックリでした。オヤジが言うには「店員にメモを見せたらえらく高いのばっかりで、安いの安いのっ!って言ったらこれを出してきた」らしいのですな。当時のレート換算では6万5千円くらいでしたからボラれたわけでもなさそうですが、いやいやそれにしてもオヤジは思い切って買ったものだと思います。
このGUILD・F20は生産本数が少なくて、いまでは希少品という扱いのようで、ネットで探してみると、かなりキズの多いものでも20万くらいの値が付いていますから、これも驚きです。私のも扱いが雑でしたからキズだらけで、もうフレットも減りまくっていて、そろそろフレットだけでも打ち替えないとなぁと思っていますが。
20代後半から20年間くらいはまったくギターに触れなかった期間もありましたが、ひとつの楽器と40年近く付き合うというのはなかなかないでしょうし、まぁ、これもなんかの縁なんだろうなと、最近とみに感慨深いギルドであります。
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